今週は出資馬の出走がありませんので、2歳馬の現状を整理してみたいと思います。現2歳世代は3クラブで12頭と中々の大所帯になっていますので、「デビュー済み」、「本州移動済み」、「北海道育成組」の3グループに分けて紹介をしていきたいと思います。
本記事ではデビュー済みのロードバロンドール、ロードレイナード、アルーリングソレル、ロードリレーションの4頭について記載します。
ロードバロンドール
状況
6月にデビューして北海道で3戦するも9着、7着、8着の結果。現在は北海道に放牧中。帰厩時期は未定も心身に問題は無い様子。
感想
育成状況も良く、春先に入厩し6月の早期デビューを果たしたロードバロンドールですが、北海道の3戦では全く良い所なしの惨敗続きと苦戦している状況です。1200mと1800mの両方で1秒差以上の負けという点がかなり厳しいなと思います。
幸いにも疲れやケガはなく、トレーニングは出来ているので秋以降の巻き返しを期待したいです。洋芝適性が無かっただけであれば良いのですが・・・
ロードレイナード
状況
6月にデビューして新馬戦7着の後は千葉に放牧中。夏バテ気味の状態が続いていたものの状態は回復し秋の復帰に向けてトレーニング中。
感想
5月に入厩してゲート試験合格後、そのままトレーニングを続け、デビューを果たしたロードレイナードですが新馬戦は7着でした。レースはまずまずのペースを先行して最後までしぶとく粘っていたので、初戦としてはまずまずだったかと思います。
千葉への放牧後は疲れや夏バテもあり、回復に手間取る状況が続いていましたが、状態は上向きつつあるようです。今年も夏は暑いので何とか順調に秋の復帰に向けて状態を上げていって欲しいです。
アルーリングソレル
状況
先週デビューするも大差の10着に敗れ、北海道へ放牧中。帰厩時期は未定。
感想
現状、デビュー組で最も深刻なのがアルーリングソレルですね。6月の入厩後、ゲート試験合格、デビューとトントン拍子に進んだ点は良かったのですが、散々なデビュー戦となってしまいました。
調教でのタイムも今一つだったので懸念はしていましたが、1200mで2.7秒差は負けすぎですね。まだ2歳の夏で期待のブリモル産駒なので、これからの育成で変わってくることを祈るしかないかなと思います。
ロードリレーション
状況
先週デビューして新馬戦で6着の後、在厩で9月のレースへ調整を続けている状況。
感想
4月に入厩し気性面の幼さが指摘されつつもデビューを迎えたロードリレーション。結果は6着でしたが、逃げるだけの先行力と最後まで大きく崩れることなく走り切れた点は及第点かと思います。
次走は9/3の芝1400mですが、瞬発力はそこまで無さそうなので距離短縮はプラスかと思います。調教師のコメントからも「完成度が今一つ」、「使いながらの良化」の言葉があったので、次走での前進に期待したいと思います。
まとめ
本記事では2歳馬のデビュー組の状況をまとめました。今年は12頭に出資しており、4頭が早期デビューを果たしたことは嬉しいのですが、結果が喜べませんね。小頭数のレースが多い2歳夏で全頭掲示板にも乗ることが出来なかったのは予想外でした。
ただ、育成中の他馬と比べると、この時点でデビューまで持って行けている点はアドバンテージだと思うので、さらなる成長に期待して秋の復帰を待ちたいと思います。