2021年産出資馬の中間報告２～ようやく1/3が勝ち上がり

今月から2歳戦も始まりますが、2021年産の3歳馬は未勝利期間も残り3か月となり勝ち上がりを賭けたサバイバル戦が始まります。

下記の記事の通り、2月時点では12頭の出資馬の中でゴールドサーベル1頭のみの勝ち上がりと暗黒世代の予感が漂っていましたが、3月と4月でコンテソレーラ、ロードレヴェランス、ロードリレーションの3頭が勝ち上がり何とか全体の1/3が勝ち上がりとなりました。

今回は引き続き勝ち上がりを目指す、シルヴァリームーン、エイブラムス、ロードレイナード、ペレストリーナ、ロゴサウンド、アルーリングソレル、イモータルウインドの7頭について「黄信号組」と「赤信号組」の2グループに分けて展望を書きたいと思います。

黄信号組

未勝利期間中に勝ち上がりが期待したい黄信号組はシルヴァリームーン、エイブラムスの3頭です。

秋の骨折発覚時は全治半年の見立てが出ていましたが、半年経過した現状もまだ入厩までは至っておらず、未勝利期間での勝ち上がりが怪しくなってきました。

2戦目の勝ち馬ダノンデサイルはついにダービー馬となってしまったので、本馬にも復帰後は上位クラスまでの出世を期待したいと思います。

エイブラムスｈは3戦までは勝ち上がりも時間の問題かと思っていましたが、勝ち上がりを目指した3走が案外な結果で黄信号です。

1400mではスピード不足に思えるので条件や舞台替わりで何とか勝ち上がれることを祈りたいと思います。

最後に現状のままだと勝ち上がりがかなり厳しい赤信号組ですが、ロードレイナード、ペレストリーナ、ロゴサウンド、アルーリングソレル、イモータルウインドの5頭になります。

自身の体調との戦いが続くロードレイナード。ポテンシャルはありそうですが出走がままならない状況がもどかしい所。

何とか数少ないチャンスで一発回答してくれることを願って回復を待ちます。

ここまで5戦して4回が2桁着順と厳しい状況のペレストリーナ。

新開先生はずっと手元に置いてくれて、条件も1200m～1800mまで色々な条件を試し、騎手起用も成績が振るわない中で良い騎手を手配するなど良くしてもらっていますが、結果が伴わないませんでした。

万策尽きた感がありますが、馬自身の頑張りによる巻き返しを期待したいと思います。

デビュー戦から4戦連続2桁着順となり、3アウトで2か月間の出走停止となったタイミングで地方移籍が決まりました。

成績だけ見ると地方でも通用するか怪しい所ですが、調教での動きは褒められていた点と精神的に幼い点があるという伸びしろに期待して今後の成長を見守りたいと思います。

転厩してからはスムーズに入厩→レース出走となったものの結果は1秒以上離されての9着と厳しい状況です。

来週末に3戦目が予定されていますが、残された時間を考えると掲示板確保出来ないとかなり厳しい状況になりそうです。

3月末にデビューしてダートを2戦しましたが、2秒以上離される2桁着順が続いており、厳しい状況です。

精神面の幼さにより、レースに集中出来ていない点と馬体が細い点がネックですが、地方出戻りコースに乗るためにも残された期間で内容の前進を期待したい所です。

2021年産中間報告という形で未勝利馬を振り返りましたが、1頭しか勝ち上がっていなかった2月よりは前進したものの、厳しい状況の馬も増えて来ました・・・

ここまで4世代連続勝ち上がり率が50%未満という不名誉な記録を払拭したい所ですが、現時点で未勝利期間での勝ち上がりの期待が高いエイブラムスとシルヴァリームーンが勝ちあがって50%なので予断を許さない状況です。

前述の2頭にはしっかりチャンスをモノにして勝ち上がりを決めて欲しいですし、その他の5頭についても良い意味で予想を裏切る成長と結果を期待したいと思います。