今週末は3歳のマイルG1であるNHKマイルカップが開催されます。
2歳G1である朝日杯FSと阪神JFの勝ち馬が揃って参戦とハイレベルな1戦となりそうで楽しみです。
これまで通り過去の傾向を分析した上で予想を行っていきたいと思います。
NHKマイルカップの傾向
まずはNHKマイルカップの傾向についてですが、ポイントは下記になります。
- 万馬券連発の荒れやすいレース
- ペースが流れやすいため差し馬の一発には要注意
それでは「人気別成績」「前走のレース別」の2点について下記で記載します。
人気別成績
まず人気別の成績についてまとめた表が下記になります。
1番人気は複勝率が5割を切っており、不振具合が目を引きますね。
一方で2桁人気は6頭が馬券に絡んでおり、7番人気以下が絡まなかったのは2015年のみと伏兵の台頭が避けられないレースと言えるでしょう。
次に過去10年の3連複の配当の分布を紹介します。
驚きの3連複の万馬券率は8割でした。5万以上の配当も4回出ており非常に荒れやすいレースとなっています。
伏兵が2頭馬券に絡むケースも多く、3連系を的中させる難易度は高いですね。
前走のレース別成績
次に前走のレース別の成績について紹介します。ステップレースの「NZT」「アーリントンC」の2レースに加えて、「皐月賞」「桜花賞」の2レースからも好走馬が多く出ています。
上記で紹介した4つのレースがそれぞれ2勝ですが、アーリントンCの馬券内の多さが目を引きます。
阪神の外回りで早い上がりが要求されるアーリントンCの特徴が差し決着になりやすいNHKマイルカップに適しているものと思われます。
NHKマイルカップの上位評価馬について
私のNHKマイルカップの上位3頭の印は以下になります。
本命:⑯ ジャンタルマンタル
対抗:⑭ アスコリピチェーノ
対抗:③ ディスペランツァ
下記で各馬への評価コメントを記載します。
本命:ジャンタルマンタル
本命はジャンタルマンタルにしました。激戦の皐月賞の疲れが心配ですが、実力的には一枚上手と見て本命にしました。
暮れの朝日FSを勝利するなどマイルで抜群の実績を持ち、1800や2000でも善戦してからNHKマイルCに挑んでくるパターンは2019年の覇者アドマイヤマーズを彷彿とさせます。
実力的にもアドマイヤマーズと遜色ないと思いますし、様々なペースを経験している点も強みだと思うので本命にします。
対抗:アスコリピチェーノ
対抗はアスコリピチェーノにしました。こちらも理由としてはG1戦線で好走し続けている実力を評価してのものになります。
前走こそ2着に敗れましたが、勝ち馬との差はわずかで3歳牝馬のトップマイラーであることは間違いないと思います。
過去の傾向を見ても桜花賞からの好走馬も多く、本馬も同様に走ると考えて対抗にしました。
単穴:ディスペランツァ
単穴はディスペランツァにしました。アーリントンCからの馬はマークしておきたいですね。
そのアーリントンCは上がりが33.2とドスローからの瞬発力勝負で評価が難しいのですが、非凡な末脚を持っていると思います。
あまり人気していると買いたくは無い馬ですが、モレイラ騎手からの乗り替わりや内枠を引いたことで人気が下がるのであれば面白い1頭だと思います。
NHKマイルカップの馬券の買い目
最後に買い目ですが下記の馬連とワイド、おまけの3連単で買いたいと思います。
馬連・ワイド:⑭-⑯
3連単:⑭⑯-③⑭⑯-③⑭
荒れるレースと散々分析しておきながら本命寄りのガチガチの買い目になりました。
ただ、2頭とも実力は1枚抜けており、レースの傾向にも合う差し馬でごちゃつかない外枠を引いたので順当に好走すると読みます。