先日価格が発表され、募集馬情報が出揃ったインゼルレーシング。動画も公開され募集馬の検討態勢が完全に整いましたね。
本ブログではこれから全18頭について4回に分けながら募集馬評価を行いたいと思います。
頑張って記事を書きますので、読んで頂けると嬉しいですが、筆者は重賞馬に出資していたり馬を見る目に自信があるわけではない平凡な一口馬主なので、参考にするかは自己責任でお願いします。
募集馬の評価ポイントと判断基準はリンク先の評価項目と判断基準を紹介にて公開していますのでそちらも読んで頂けると幸いです。上記の記事にも記載の通り、馬体や動画の評価は一切含んでいないのでその点はご留意下さい。
それでは早速ですが、初回は下記の4頭について評価を行います。
- 募集番号1:シュガーハート23
- 募集番号2:ダストアンドダイヤモンズ23
- 募集番号3:チカリータ23
- 募集番号4:ヴィニー23
募集馬概要・評価一覧
まずは本記事で評価を行う4頭の募集馬の概要と評価一覧を記載します。
募集馬概要
4頭の募集馬の概要は下記になります。
※募集馬情報はインゼルのHPより引用
カタログの最初というだけあり、キタサンブラックの半弟にドウデュースの半妹と豪華なラインナップとなっています。
募集馬評価一覧
募集馬の評価一覧は下記のようになりました。
豪華なラインナップということもあり評価は高めですが、募集価格も高額なので価格分を回収出来るかという観点では難しい印象を受けます。
シュガーハート23
キタサンブラックの半弟ということで先頭を飾るにふさわしい募集馬ですね。
父コントレイルは現役時代にクラシック3冠を達成しており初年度から1200万の種付料と期待の高さが伺える種牡馬です。
ただ、配合的にはディープ系とサクラバクシンオーの組み合わせがイマイチな点は気がかりです。
母は現役時代未出走ですが、産駒はキタサンブラック含めて4頭のOP馬を輩出しておりポテンシャルは十分だと思います。
厩舎は個人的にはNGなのですが、このポテンシャルだと冷遇されることもないので、リーディング上位の恩恵を受けられるかと思います。
ポテンシャルとしては十分すぎる本馬ですが、高齢出産である点や現時点での馬体重が400kg未満である点が懸念材料ですね。
ダストアンドダイヤモンズ23
ドウデュースの半妹で本年度募集の目玉の一頭になります。
父シルバーステートは当初の勢いは鳴りを潜めており、平均程度の勝ち上がり率と重賞馬の輩出率に留まっています。
配合的には母父Vindicationが優秀でディープ系とSeattle Slew系の相性もまずまずです。
母は海外G2を勝利している点に加え、兄弟馬も60%が勝ち上がっていてドウデュース以外にもOP馬のフラーレンもいるのでポテンシャルは高tいです。
厩舎もトップクラスの友道厩舎なので期待は高いとみて良いと思います。
牝馬ということもあり昨年に比べると価格が抑えられていますが、シルバーステート産駒のポテンシャルが懸念かと思います。
チカリータ23
チカリータの仔は初年度から3年連続での募集となります。
父キタサンブラックはトップクラスの種牡馬で期待は高く、特に牡馬は勝ち上がり率が50%を超え、重賞馬の輩出率も平均の約3倍と驚異的な数字を叩き出しています。
母父のクロフネも優秀で配合的にもガイアフォースと同じ組み合わせで相性も良さそうです。
母は現役時代2勝ですが、産駒は1頭勝ち上がりも1勝止まりとやや物足りない現状です。
ポテンシャルを秘めているとは言え、兄弟馬の成績を考えるとこの価格は割高に感じてしまいます。
ヴィニー23
こちらも初年度から3年連続での募集となります。
父エピファネイアは高額の種付料を誇り勝ち上がり率、重賞馬輩出率ともに平均を上回る優秀な種牡馬です。
母父ディープの成績も優秀で配合も王道のサンデー3×4で悪くは無さそうな感じです。
母は現役時1勝で兄弟馬は半数の1頭が勝ち上がっていますが、現時点では物足りない成績ですね。
種牡馬や配合は申し分ないものの全姉の結果を見ると不安は大きく、その姉よりも価格も上昇しているので出資には消極的になってしまいます。
まとめ
本記事ではインゼルの2024年度募集馬の4頭を評価してみました。
キタサンブラックの半弟にドウデュースの半妹が募集されており、価格面から出資は見送りますがどのような成績を残すか楽しみではありますね。
一口馬主が趣味の素人ではありますが、後3回このような感じで募集馬評価をしていきますので、今後の記事も読んで頂けると嬉しいです。