ロードサラブレッドの募集馬評価第八弾です。今回はいよいよラストの募集馬番号30~34の5頭の馬について評価を行っていきたいと思います。
前回の記事と同様に内容をどのように参考にするかは自己責任でお願いします。
募集馬の評価ポイントと判断基準はリンク先の評価項目と判断基準を紹介にて公開していますのでそちらも読んで頂けると幸いです。上記の記事にも記載の通り、馬体や動画の評価は一切含んでいないのでその点はご留意下さい。
募集馬概要
まずは本記事で評価を行う4頭の募集馬の概要になります。
※募集馬情報はロードサラブレッドのHPより引用
前回に引き続き今回も比較的リーズナブルなラインナップで牡馬で一口5万以下の価格帯となっております。
募集馬評価一覧
募集馬の評価一覧は下記のようになりました。
今回の5頭も全体的に強調材料に乏しく比較的厳しめの評価となっております。
ただ、セール馬が中心でロードの目利きは良いので、上記の評価に現れない部分で光るものがある可能性は十分にあると思います。
それでは以下で各馬の評価を記載していきます。
レディシアトル22
父ダノンバラードは種付料が比較的安価ながら勝ち上がり率、重賞馬輩出率ともに平均を上回っており、コスパの良い種牡馬です。
配合的にはディープ系×エンパイアメーカーは成績がイマイチで懸念が残ります。
母は未出走で産駒も中央での勝ち馬は出ておらずポテンシャルにかなり不安が残ります。
厩舎も含めて全体的に低評価となっており、勝ち上がりも厳しいのではないかと思います。
クライフターン22
父ビッグアーサーは種付料も安価で勝ち上がり率もあまり高くないので微妙な評価の種牡馬です。
配合的にはサクラバクシンオー系×ミスプロ系は可もなく不可もなくといった所です。
母は現役時代に地方で8勝を挙げていますが、中央での出走実績が無いので判断に迷う所です。
全体的に強調材料に乏しく、勝ち上がりは厳しいかと思います。
ブーケドロゼブルー22
父ウインブライトは新種牡馬で比較的安価な種付料となっています。
配合的にはステゴ系×ロージズインメイは勝ち上がり率50%超えの好相性の組み合わせです。
母は現役時代2勝を挙げていますが、産駒は勝ち上がりが3頭中1頭のみと低調な点が気がかりです。
ウインブライトのポテンシャルが未知数ですが、血統的な組み合わせは良いので価格に見合った活躍をしてくれそうな期待感はあります。
ラクテウスオルビス22
父サトノアラジンは種付料も安く、勝ち上がり率も平均を下回っており苦戦している種牡馬です。
配合的にはディープ系×ホワイトマズルは可もなく不可もなくといった印象です。
母は現役時代未勝利ですが、産駒は2頭が勝ち上がっているのでまずまずの成績です。
産駒の成績はまずまずですが複数勝利馬は出ておらず、他項目の評価がイマイチな点を踏まえると勝ち上がれるかどうか微妙な所かと思います。
アンダルシア22
父シュヴァルグランは今年度からデビューした新種牡馬で現時点ではポテンシャルは未知数です。
配合的にはハーツ系×キングマンボ系はまずまず好相性の組み合わせです。
母は現役時代未勝利ですが、OP馬のロードヴァレンチを筆頭に産駒の半数が複数勝利を挙げており、ポテンシャルはかなり高そうです。
現時点では適性やシュヴァルグランのポテンシャルなど不明な点がありますが、面白そうな1頭なので様子見をしたいと思います。
まとめ
本記事ではロードサラブレッドの2023年度募集馬のNo.30~No.34の5頭を評価しました。
今回の5頭も現時点で出資検討するほど高評価の馬はいませんでしたが、ブーケドロゼブルーとアンダルシアは育成状況次第で春先まで売れていなければ出資を検討したいですね。