インゼルの募集馬評価第三弾です。今回は下記の5頭について評価を行います。
- 募集番号9:アーズローヴァー23
- 募集番号10:スカイダイヤモンズ23
- 募集番号12:マスターワーク23
- 募集番号13:ユイフィーユ23
- 募集番号14:スマートオランプ23
前回の記事と同様に内容をどのように参考にするかは自己責任でお願いします。
募集馬の評価ポイントと判断基準はリンク先の評価項目と判断基準を紹介にて公開していますのでそちらも読んで頂けると幸いです。上記の記事にも記載の通り、馬体や動画の評価は一切含んでいないのでその点はご留意下さい。
募集馬概要・評価一覧
まずは本記事で評価を行う5頭の募集馬の概要と評価一覧を記載します。
募集馬概要
5頭の募集馬の概要は下記になります。
※募集馬情報はインゼルのHPより引用
今回の5頭は低~中価格帯に集中しています。この位の価格帯から活躍馬を見つけ出したい所ですね。
募集馬評価一覧
募集馬の評価一覧は下記のようになりました。
スカイダイヤモンズが全体的に良い評価でマスターワークも価格を考慮するとバランスが良く安定しています。
アーズローヴァー23
父リアルスティールは平均以上の勝ち上がり率でレーベンスティールやフォーエバーヤングなどの大物も出てきていますが、牡馬の方が明らかに成績が良い点は懸念材料です。
配合的には母父キンシャサノキセキの成績が今一つでディープ系とフジキセキ系の相性もイマイチなので良い配合とは言えなさそうです。
初仔にはなりますが母は現役時代に3勝を挙げており、ポテンシャルは高そうです。
芝ダートどちらに適性があるか定かでない血統で馬体重が寂しい点はリスクになりそうです。
スカイダイヤモンズ23
父サートゥルナーリアは現2歳の成績も好調で種付料も初年度の600万から徐々に上昇しており、期待度が高い種牡馬です。
配合的には母父First Dudeが未知数ですが、キンカメ系×A.P.Indy系は勝ち上がり率60%と好相性です。
兄弟馬は1頭が勝ち上がりですが、母は現役時代に海外のG2を勝っており、ポテンシャルは高そうです。
厩舎もリーディング上位の手塚厩舎を配しており、ここまで大物が出ていませんがそろそろ大物が出てもおかしくない期待感はあります。
マスターワーク23
父シスキンは今年産駒がデビューの新種牡馬で現役時代は短距離からマイルで活躍の短距離系を得意とする種牡馬です。
配合的にはUnbridled's Song系とサンデー系はイマイチですが、母父ダイワメジャーの場合は4頭すべてが勝ち上がりなので判断が難しいです。
母は現役時代2勝ですが近親にメートルダールがいるのでポテンシャルは高そうです。
大活躍までは行かないかもしれませんが、全体的に欠点が無く価格も手頃なのでコスパは良さそうに思います。
ユイフィーユ23
父レイデオロは勝ち上がり率が平均を下回っており、特に牝馬は10%未満と非常に低い値と種付料からすると物足りない成績です。
キンカメ系×サンデー系は好相性もレイデオロとの相性がイマイチな点は気がかりです。
母は現役時代1勝で兄弟馬も勝ち上がっておらず成績は今一つです。
価格は手頃ですが、レイデオロ牝馬ということに加えて各評価項目も強調材料に乏しく勝ち上がりが厳しそうです。
スマートオランプ23
父リオンディーズは勝ち上がり率は平均をやや下回るものの種付料は400万と高めで人気の種牡馬です。
キンカメ系×ミスプロ系は可もなく不可もなくですが、母父キングズベストの成績がイマイチです。
母は現役時代未出走で兄弟馬には中央勝ち馬はおらずポテンシャルには疑問符が付きます。
全体的に低評価となっており、評価観点からは勝ち上がりは厳しいように感じます。
まとめ
本記事ではインゼルの2023年度募集馬のNo.9~No.14の5頭を評価しました。
スカイダイヤモンズとマスターワークは人気しそうですね。
いよいよ次回でラストになるので最後までお付き合い下さい。