本記事では募集価格と月会費が安くて有名なノルマンディーサラブレッドクラブの2020年産の3歳馬成績について色々な角度から分析してみたいと思います。
生産牧場別や価格別の成績に加えて、ノルマンディー特有の募集時期別の成績も振り返りましたので、今後の募集馬検討に役立てて頂ければ幸いです。
クラブ全体の成績とロード、インゼルを振り返った記事もありますので、良かったら合わせてご覧下さい。
>>【一口馬主】各クラブの2020年産の3歳馬成績を比較しました
>>【一口馬主】インゼルの2020年産の3歳馬成績を徹底分析
>>【一口馬主】ロードサラブレッドの2020年産3歳馬成績を徹底分析
2020年産ノルマンディーの3歳馬成績
まずノルマンディー全体での3歳馬成績から振り返ります。
全体成績は上記のようになりました。募集金額の中央値は1360万と他クラブに比べて非常に安いのですが、勝ち上がり率が22%は低すぎますね。
地方でのファンド継続もあるので、勝ち上がれなかった馬が全頭引退するわけではないですが、30%くらいは勝ち上がり率が欲しい所ですね。
ノルマンディーの3歳馬の観点別の成績
ここからはさらに詳細に成績を分析したいと思います。「価格別の成績」「生産牧場別」「募集時期」の3点で成績を振り返りましたのでご覧下さい。
価格別の成績
まずは価格別の成績分布から確認していきたいと思います。
価格別の勝ち上がり率では2000万台前半が最も高い結果となっています。それでも40%弱なので中々厳しい数字ですね。
1000万台前半でも勝ち上がり率はクラブ全体よりは高いので、この価格帯で何とか勝ち上がる馬を選びたい所です。
生産牧場別の成績
次は生産牧場別の成績分布になります。
成績を比較した結果では岡田スタッド生産とその他の生産牧場で大きな成績の差はありませんでした。
一方で価格は岡田スタッドの方が低く抑えられているので、迷ったときは岡田スタッド産の馬から選ぶ方が良さそうです。
募集時期別の成績
最後に募集時期別の成績分布になります。
募集時期の比較では1次募集の成績が最も良い結果となりました。
よく耳にする通り、3次募集以降は成績が低迷しているので、基本的には1次募集か2次募集の馬から選ぶのが良さそうです。
獲得賞金/募集金額トップ3
最後に本世代の現時点での獲得賞金トップ3と募集金額トップ3の成績を記載します。
獲得賞金トップ3
シュヴァリエ仔のセーヌドゥレーヴが先週の勝利でトップとなりました。本当に毎年シュヴァリエの仔は活躍していますね。父馬が変わりながら4年連続で複数勝利はすごい子出しだと思います。
募集金額トップ3
高額馬トップ3は全て未勝利と残念な結果に。フルオブプレイズやゴルトレオパルトは勝ち上がれそうな成績でしたが一歩足りなかったですね。
ノルマンディーは育成が非常にスローで順調に育つか読みにくいので、高額馬への出資は足踏みしてしまいます。
おわりに
本記事では3歳馬の成績をノルマンディーサラブレッドクラブに特化して成績の振り返りを行ってみました。以下まとめです。
- 3次募集以降の成績は低く、1次募集から選ぶ方が良さそう
- 岡田スタッド産とその他では成績は変わらないがリーズナブルな分、岡田スタッド産が良さそう
上記の結果を踏まえると一口バブルが収まるまでは1次募集のリーズナブルな価格帯の馬にターゲットを絞りたいと思います。
地方行きも見据えてダート適性のある馬から選びたいと考えています。
私が入会して感じたノルマンディーの特徴を下記の記事で記載しているので、良ければ合わせてご覧下さい。