一般的に競走馬は早期始動出来ると小頭数のレースに使えたり、色々な条件を試したり出来るためメリットが大きいと言われています。また、デビュー時期が遅くなればなるほど必然的にレースに使える期間が短くなるので勝ち上がりのハードルは高くなります。
そこで本記事では出資しているロードサラブレッドクラブを題材にデビュー時期別の勝ち上がり率を調査してみました。早期デビューほど勝ち上がる相関関係になっているのでしょうか?良ければご覧になっていって下さい。
デビュー時期の分類と調査内容
まず、調査を行う前にデビュー時期の分類を定義します。デビュー時期はざっくりと下記の3分類にしました。
- 早期デビュー:6~8月(夏競馬でのデビュー)
- 標準デビュー:9~1月(新馬戦期間内のデビュー)
- 後期デビュー:2月以降(新馬戦終了後のデビュー)
未出走の馬も後期デビューに含めたうえで、2017年産~2019年産の3年分で調査をしてみました。
各年度のデビュー時期と勝ち上がり率
各年度のデビュー時期と勝ち上がり率の関係は下記になりました。
2017年産の成績
2017年産は早期デビュー組の勝ち上がり率が今一つで秋デビュー組と大差ない結果になりました。それでも3分類の中では最も成績が良く、早期デビュー組のメリットはあると思われます。
2018年産の成績
2018年産はデビューの早さと勝ち上がり率の関係が顕著に表れた世代となりました。早期デビュー組が87.5%の勝ち上がり率に対して、2月以降のデビューで勝ち上がった馬はいないという両極端な結果ですね。
2019年産の成績
2019年産も引き続き早期デビューはハイアベレージをマークする中で標準デビュー組の不調と後期デビュー組の健闘が目立ちました。全体の勝ち上がり率が低調な点は標準デビュー組の不調に起因していそうですね。
2017年~2019年産の成績まとめ
2017年産~2019年産の合計
3年間の合計でもデビューが早ければ勝ち上がり率も高いという順当な結果になりました。また、ロードでは全体の25%が夏競馬でデビューしており、新馬戦に間に合わないケースは20%という結果になりました。
他クラブとの比較は分からないですが、それなりにデビュー時期は早いと言えるのではないでしょうか。
まとめ
本記事では過去3年間のロードサラブレッドのデビュー時期と勝ち上がり率の関係性について調べてみました。
結果としては予想通り、デビュー時期が早いほど勝ち上がり率も高くなるという順当な結果となりました。
この結果を踏まえると先週デビューで振るわない結果となった出資馬のロードバロンドールとロードレイナードも勝ち上がりは期待出来そうです。