クラブの高額募集馬は血統が豪華だったり、近親に活躍馬がいる等魅力的な馬が多いけど、本当に活躍するだろうか?
誰しもが上記の疑問について一度は考えたことがあるのではないでしょうか。本記事ではその疑問を明らかにするために実際の成績について調査した結果を記載しました。調査内容に関しては下記になりますので、本記事をご覧頂き募集馬検討の参考にして下さい。
- ノルマンディーとロードの過去3年間の募集価格と獲得賞金のトップ3の成績
※上記での獲得賞金および戦績は中央競馬のみを集計しています。(賞金は本賞金のみ)
ロードサラブレッド (2017年産)
2017年産の獲得賞金トップ3と募集金額トップ3の成績は以下になりました。
2017年産はロードベイリーフの活躍が目立ちますが、2位と3位に高額募集馬のヴィオリーナとロードシャムロックがランクインする結果になりました。成績は少し物足りなさはあるかもしれませんが、順位から判断すれば価格の期待通りの活躍をしたと言えるでしょう。
ロードサラブレッド (2018年産)
続いて2018年産の結果は以下になりました。
2018年産は募集価格トップのディープインパクト産駒ロードマックスがG2での2着もあり、獲得賞金もトップとなっています。ロードプレジールも3勝を挙げており、この世代も高額募集馬は期待通りの活躍をしていると言えます。
ロードサラブレッド (2019年産)
2019年産の結果は以下になります。
2019年産は募集価格トップのロードレゼルが青葉賞2着からのダービー出走と今後が楽しみだっただけに、ケガが悔やまれます。ただ、高額募集の3頭はいずれも複数勝利を挙げており、期待に応える結果を残していると思います。
ノルマンディー (2017年産)
続いてノルマンディーです。2017年産の結果は以下になりました。
この世代は何といってもデアリングタクトが突出した結果になっています。高額募集馬の方の成績ですが、サンメディルは地方で活躍しているものの中央は未勝利。勝ち星を挙げたのがアブレイズヒーローだけという寂しい結果になっています。
ノルマンディー (2018年産)
続いて2018年産の結果は以下になります。
2018年産はG2で2着の結果を残したプリュムドールがトップとなっています。高額募集馬の方はスノークォーツの1勝のみ。ソニックムーヴも地方から戻ってきましたが、中央では未勝利と2017年産に続き、高額募集馬の成績が振るわない結果となっています。
ノルマンディー (2019年産)
最後に2019年産の結果は以下になりました。
2019年産は現時点ではシュヴェルトライテがトップとなっています。2017年産のゴールドパラディン、2018年産のプリュムドールも同じシュヴァリエ仔ということで3年連続活躍馬を輩出する凄い結果となっています。高額募集馬の方はルヴェルジェが1勝クラス脱出のめどが見えてきたものの2019年産も振るわない結果となりました。
まとめ
本記事ではロードとノルマンディーの過去3年間の獲得賞金を調査して高額募集馬の結果を確認しました。高額募集馬への結論としては下記になります。
- ロードは募集価格を回収する程の大活躍までは難しいが、安定した成績が期待出来る
- ノルマンディーは厳しい結果が続いており、出資検討の際には要注意
今回は出資クラブであるノルマンディーとロードに絞って調査してみましたが、今後他クラブの状況も調査してみようと思いますので、その際は合わせてご覧頂けると幸いです。