ちょうどGWに合わせたタイミングでノルマンディーの3次募集が発表されましたね。今回は中央募集馬の6頭を全て評価してみたいと思います。今回の募集馬の出資を検討されている方は参考に本記事を読んで頂けると嬉しいです。
私の募集馬の評価ポイントと判断基準はリンク先の評価項目と判断基準を紹介にて公開していますのでそちらも読んで頂けると幸いです。
募集馬概要
まずは、6頭の募集馬の概要情報を記載しておきます。
リストを見た所感としては、バラエティに富んでいて安い馬が多い印象です。それでは評価の一覧を下記に記載します。
募集馬評価一覧
募集馬の評価一覧は下記のようになりました。
評価一覧を調べた感想としては各指標が安定しているのがアズレージョ、一発の魅力を秘めていそうなのがブラックオニキスという感じです。以下で各馬の所感を記載していきます。
アズレージョ21
父ルーラーシップは現在もサイアーランキング上位で母父タートルボウルは数が少ないもののノーザンダンサー系とは相性が良い組み合わせ。母は現役時代2勝を挙げており、厩舎も開業2年目ながら勝ち星は多く評価もまずまずで数も使ってくれる印象。初仔の点が未知数なものの全体的に欠点がなく勝ち上がりは期待出来そう。価格も手頃なのでおすすめしたい1頭です。
シゲルアンドロメダ21
シゲルガガ産駒はかなり珍しく私は初めて聞きました。産駒は全体でみても地方で3勝挙げているものの中央は未勝利で父の現役成績も交流重賞勝ちがありますが、他の種牡馬と比較すると格落ち感は否めないです。その他の項目については可もなく不可もなくと言った所ですね。価格は思ったより高い印象なので、馬体や歩様に強調材料がなければ推しにくい1頭です。
メドゥーサ21
父ダノンレジェンドはリーズナブルな種付料ながら平均レベルの勝ち上がり率があり、ノルマンディーに合うコスパの良い種牡馬と言えそうです。また、母父サドラーズウェルズ系との組み合わせは数が少ないものの高確率で勝ち上がっており、相性は良さそうです。懸念点としては母が未勝利引退で、兄弟馬も地方でしか走っていない点になります。価格は手頃なので母系の成績を許容出来るのであれば出資候補になりそうです。
オペラアイ21
ミッキーロケット産駒は現状苦戦しており、勝ち上がり率は20%程度に留まっています。兄弟馬は過半数が勝ち上がっている好成績なのですが、本馬は母21歳時の仔で、生まれも6月とかなり遅い時期なので、価格は安いものの非常にリスクは高いと判断します。
クリヤマキアート21
レッドファルクスも現役時代の成績からすると産駒は苦戦している現状ですね。父のフォーティナイナー系 と母父のヴァイスリージェント系の組み合わせは好成績なので配合は良さそうなのですが、兄弟馬が活躍していない状況を考えると、価格は安いものの推しにくい1頭です。
ブラックオニキス21
父ブルックスアンドモルタルは非常に期待されている新種牡馬で種付料も600万と高額です。母も現役時には2勝ながら2歳OP勝ちや重賞2着がありポテンシャルは高いと思われます。厩舎はリーディング下位で微妙なのですが、この父と母の組み合わせで1口2万円以下は破格だと思います。何かしらのリスクはあると考えた方が良さそうですが、リスクを許容してでも出資する価値はある1頭に思えます。
(追記) 馬体重がまさかの362㎏でしたね。。。かなり厳しそうです。
まとめ
本記事ではノルマンディーの3次募集馬を全頭まとめて評価してみました。初めて募集馬評価の記事を書いて見たのですが、皆さんに公開すると考えると普段以上に念入りな調査になりました。私は2021年産は出資を打ち止めにしているので、今回は見送りますがブラックオニキスの21は気になりますね。陰ながら今後の動向を見守りたいと思います。