一口馬主クラブの中でシルク・キャロット・サンデーほど話題にならない一方で、「勝ち上がり率が高い」「コスパが良い」という評価が高まっているロードホースクラブ。
実際、ロードホースクラブは3世代連続で勝ち上がり率50%超を達成しており、近年は重賞戦線でも存在感を高めています。
種牡馬としても有名なロードカナロアを輩出しているクラブでもあり、どのようなクラブか興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、メインクラブとしてロードを利用している筆者が体験を交えつつ、ロードホースクラブの特徴・成績・メリット・デメリットを詳しく解説します。
この記事を読んでロードの出資仲間が増えると嬉しいです。
ロードホースクラブの概要
ロードホースクラブ(愛馬会法人:ロードサラブレッドオーナーズ)は、ケイアイファームを母体とする牧場系クラブです。
下記で基本情報について紹介します。
基本情報
- 入会金:11,000円 (無料キャンペーンあり)
- 月会費:2,750円、維持費:1,400円/1頭
- 募集口数:1500~8000万程度
- 募集口数:500口
- 募集頭数:35頭前後 (80%程度がケイアイファーム産)
特徴としては、クラブの代表馬であるロードカナロア産駒の割合が非常に高いです。例年3割程度の10頭前後がロードカナロア産駒となっているのでロードカナロア産駒に出資したい方にとっては大きなメリットになると思います。
注意点としてはロードホースクラブは地方馬主資格を持っていません。そのため、地方移籍中は出資馬から外れてしまいます。
ダート馬は地方に移籍後に活躍するケースも多いので、ダート馬に出資する際は上記の点は考慮に入れておく必要があります。
ロードホースクラブの代表馬
- ロードカナロア(香港スプリントなどGI6勝)、ロードデルレイ、ロードフォンス、アルジーヌ、ロードクロンヌ
言わずと知れた短距離界の名馬ロードカナロアが有名ですが、近年は芝ではロードデルレイ、アルジーヌ。ダートではロードフォンス、ロードクロンヌが重賞を勝っており、徐々に重賞戦線で活躍する馬の割合が増えてきています。
ロードホースクラブの成績
ここではロードホースクラブの成績について記載していきます。
クラブ選びの観点では「重賞を勝つような大物がいるか」と「出資馬が勝ち上がるか」の2点が重要です。
ロードホースクラブは大物は少ないものの勝ち上がり率は好成績を残しているクラブとなります。
ロードホースクラブ年度別成績
ロードホースクラブの年度別成績は下記になります。
| 年 | 勝利数 | 勝率 | 重賞勝利 |
| 2022 | 47勝 | 12% | 0 |
| 2023 | 35勝 | 10% | 0 |
| 2024 | 57勝 | 15% | 1 |
| 2025 | 44勝 | 12% | 2 |
勝率は毎年安定して10%をキープしています。2024年と2025年は重賞勝利もあり、徐々に大物も出てきている状況です。
ロードホースクラブの勝ち上がり率
次に勝ち上がり率です。勝ち上がり率はクラブの中でもトップクラスの数値を残しています。
- 2021年産:52.9%
- 2022年産:50.0%
- 2023年産:57.6%
ここ3年間は安定して勝ち上がり率50%を達成しています。勝ち上がり率が重要な一口馬主にとってこの数値は心強い結果となります。
ロードホースクラブの強み
私が入会していて感じるロードホースクラブの強みは下記の3点です。
- 希望の馬に出資しやすく入厩間近まで様子見が可能
- 大物こそ出ていないが勝ち上がり率、複数勝利率は優秀な成績
- コストパフォーマンスが高い
以下で上記の強みについてもう少し詳しく説明します。
希望の馬に出資しやすく様子見が可能
一口バブルの影響の中で抽選が激化し希望の馬に出資することが困難になってきている現状ですが、まだまだロードの抽選は緩く希望の馬に出資しやすい点は大きなアドバンテージです。
近年は流石に半数近くが抽選対象となっていますが、抽選が激化している他クラブに比べると倍率はまだまだ高くない印象です。
また先行申込で抽選にならなかった馬は入厩直前まで出資可能な状態で様子見可能なことが多いです。
入厩直前になるとそれなりの強度で育成も進んでおり、育成状況を加味した上で出資に踏み切れるので納得度も高いと感じます。
売れ残っているから成績が芳しくないかという訳でもなく、OP馬になったロードデルレイやロードアヴニールはいずれも春先まで満口になっておらず出資可能だった馬です。
希望の馬に出資しやすく育成状況を見てから出資の判断が行える点が大きな強みであり、私がメインクラブに据えている理由になります。
大物は出ていないが勝ち上がり率、複数勝利率は優秀
詳細は下記で記載していますが、近年のロードは非常に成績が良くG1馬などの大物こそ出ていませんが勝ち上がり率や複数勝利馬率はノーザン系のクラブとも遜色ない成績を残しています。

上記は2020年産と2021年産の2年分の成績ですが募集金額が他クラブに比べて安いにも関わらず、各指標で高い成績を残しています。
大物が出ていない点がウィークポイントでしたが、ロードデルレイがG2を勝利しG1の大阪杯でも2着となり、アルジーヌとロードフォンスがG3勝利とOPクラスでの活躍馬も多く出てきており、勢いのあるクラブと言えます。
コストパフォーマンスが高い
上記の比較でも記載していますが、ロードは価格が比較的リーズナブルで価格と血統のバランスに優れています。
3000万前後の手頃な価格帯に募集馬が多く、他クラブでは1億円級になるような血統でも、5000~6000万程度と一口10万強で募集されるケースも多い印象です。
3000万前後の価格帯であれば複数勝利出来れば、比較的回収することが出来るので長く楽しむことが出来ます。
ロードホースクラブの弱み
上記では強みを紹介しましたが物足りない部分もあり、以下になります。
- クラブサービスに乏しい
- 有望馬が個人馬主に提供されがち
- 重賞級の層はノーザン系クラブに劣る
その他にも千葉の育成場の評判がイマイチだったり、目玉のロードカナロア産駒の成績が今一つな点も耳にしますが、上記の3点について以下で詳細を説明します。
クラブサービスに乏しい
ロードは必要最低限のクラブサービスしかない所が物足りない点かもしれません。
週次の近況更新、口取り式への参加、先行募集のポイント付与など基本的なサービスはありますが、出資馬の動画や画像の更新等は少なく、キャンペーンもあまりないです。
個人的には週次の近況更新が最低限あれば満足なので、あまり不満には思ってはいませんが更新が活発な他クラブと比較すると劣っている部分になるかと思います。
最新画像はチャンピオンヒルズさんがマメに提供してくれるので、関西馬に出資すると出資馬の近況を見れる可能性は上がる印象です。
有望馬が個人馬主に提供されがち
ダノンスマッシュ、ダノンプレミアム、ダノンスコーピオン。競馬好きの方は一度は耳にしたことがある馬名かと思いますが、いずれもロードの母体の牧場であるケイアイファーム生産馬です。
さらにその兄弟馬ではロードにも募集がかかっている馬がいるのですが、恐ろしい位に大活躍した名馬はしっかりとダノックスに流れています。
この点はセール馬で活躍馬を見出すロードの目利きの良さがクラブ会員にとって裏目に出ている例と言えます。
大物は個人馬主に提供されてしまう点が、近年芝での大物がクラブから出ておらず、ダートに重賞馬が集中している原因かと思います。
重賞級の層はノーザン系クラブに劣る
ロードにも重賞馬は増えてきましたが、まだまだノーザン系に比べると割合は低く、毎年クラシック候補が出るクラブではありません。
G1馬に出資したい、クラシック戦線で活躍する馬に出資したいという人は、シルクやキャロットとの併用がおすすめです。
まとめ
ここまで、ロードサラブレッドクラブについてまとめましたが、ロードホースクラブは、「勝ち上がり率」と「コストパフォーマンス」を重視する人に最適なクラブです。
以下に一口馬主のタイプとおすすめ度をまとめました。
| タイプ | おすすめ度 |
| 初心者 | ★★★★★ |
| 勝ち上がり重視 | ★★★★★ |
| コスパ重視 | ★★★★★ |
| GI狙い | ★★★☆☆ |
| 大量出資派 | ★★☆☆☆ |
毎年30頭前後という少数精鋭だからこそ一頭一頭をじっくり比較しやすく、実績制や抽選最優先制度がないため全馬出資の可能性がある点も魅力です。
「まずは出資馬の初勝利を楽しみたい」、「手頃な価格でそこそこ活躍出来る馬に出資したい」という方には、ロードホースクラブは非常に有力な選択肢になるかと思います。
個人的にもメインクラブにするだけ相性の良いクラブであり、会員さんも気さくで楽しい方が多い印象なのでお勧めできるクラブです。
また、募集時期には下記のような募集馬評価の記事も書いているので良かったら見てみて下さい。


