一口馬主クラブ紹介 | インゼル編 - ミズの一口馬主Blog

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一口馬主クラブ紹介 | インゼル編

2021年に新規に設立されたインゼルレーシング。どのようなクラブか興味を持たれている方も多いかと思います。

この記事ではインゼルレーシングの特徴と私が出資していて感じたメリット・デメリットを紹介します。この記事を読んでインゼルの出資仲間が増えると嬉しいです。

インゼルの特徴

インゼルの基本情報は以下になります。

  • 入会金:11,000円
  • 月会費:1,980円~2,980円 (IFFのみは800円)
  • 募集口数:500口
  • 維持費:約800円~1,600円/1頭 (実費請求)
  • 募集頭数:約20頭

特徴としては何といっても「主戦ジョッキーがレジェンドの武豊ジョッキー」という点になります。

3月末時点で約6割のレースで騎乗しているおり、かなりの高確率と言えるので武豊ジョッキーに出資馬に騎乗してほしいという方にはおすすめになります。

他の特徴では「IFF(インゼルファンファンド)という少額で500口募集馬の全頭に出資可能なパッケージの存在」、出資時の抽選方法が「申込口数を個々に抽選」の点が挙げられます。

この2点に関しては以下で詳しく説明します。

IFF(インゼルファンファンド)

IFFはインゼルの対象募集馬の募集価格の合計5%を2500口で募集する仕組みと記載されています。

この文言を簡潔に記載すると「20頭まとめて1/50000口ずつ出資する仕組み」です。

よって、配当金や維持費は通常の500口募集の1/100スケールになります。月会費はIFFのみだと800円と安く見えますが、費用に占める割合はかなり高いので、IFFだけでプラスになることは非常に困難です。

通常募集との併用であれば、IFF分の月会費は必要ないので併用か収支は度外視で少額でインゼル馬を応援したい方向けかと思います。

申込口数を個々に抽選の抽選

申込口数を個々に抽選というインゼルの抽選方式ですが、例を出して説明すると5口申込をした場合、各々が独立した形で当落判定されます。

つまり0口~5口の当選可能性があるということです。他クラブでは「申込口数が全て当選 or 落選」なのでこの点が違いとなります。

この制度の厄介な所は当選確率を上げるには複数口申し込む必要が出て来ますが、両方当選する可能性もある所です。(1口だけで良いのに3口申し込んだら3口全て当選したなど)

よって希望馬の倍率を予想した上で自分の財布と相談しながら出資を検討することが必要です。

インゼルの強み

インゼルの強みは下記2点です。

  • 社台系や海外産駒などラインナップが豊富
  • 勝ち上がり率の高さ

以下で上記2点について説明します。

社台系や海外産駒などラインナップが豊富

インゼルは社台ファーム、ノーザンファーム、三嶋牧場と成績優秀な牧場からの提供馬が多いことに加えて、海外の名門クールモアからも提供を受けています。

そのため、国内のリーディング上位に位置する種牡馬の産駒はもちろん、Saxon WarriorやJustifyの産駒に出資出来るので、海外種牡馬の産駒に積極的に出資したい方にとってはおすすめです。

勝ち上がり率の高さ

また、インゼルは勝ち上がり率が非常に高いクラブとなっています。現3歳馬が最初の世代なので傾向ははっきりしないですが、3月末時点で47.4%と約半数が勝ち上がっています。

この勝ち上がり率はサンデーやキャロットを抑えてクラブでトップの数字です。

2勝目を挙げた馬がいないことが懸念にはなりますが、一口馬主にとって勝ち上がり率は長く楽しむために重要な指標なので、勝ち上がり率が高い点はおすすめ出来るポイントです。

インゼルの弱み

インゼルの弱みは下記2点です。

  • 募集頭数が少なく抽選が厳しい
  • 近況の更新頻度が少ない

以下では上記2点について説明します。

募集頭数が少なく抽選が厳しい

インゼルは設立して2年目ですが、設立当初から注目度が高く、初年度から抽選の倍率は高かったように思えます。

また、一口馬主のクラブは設立3年間は募集頭数に制限があるため、20頭しか募集されない点も厳しい倍率に拍車をかけているように感じます。

参考までに私の申し込み結果を記載すると、初年度が4頭に計8口を申し込み、当選が1頭のみ2口。2年目は計4頭に13口を申し込み当選が4頭で5口でした。

倍率としては経験から想像するに3~4倍というところでしょうかね。基本的に複数頭に1口ずつの出資をしたい私にとって今年の抽選は理想的な結果でした。

近況の更新頻度が少ない

インゼルは現状、下記のような近況のスケジュール方針となっています。

  • 1歳~2歳途中までの北海道の牧場馬:月1回
  • 本州の育成牧場:隔週
  • トレセン在厩馬:毎週

他の多くのクラブが2歳から隔週の更新となり、本州の馬はトレセン以外でも毎週更新の点と比較するとかなり更新頻度が低いと言えます。

トレセン在厩馬は他クラブと同じ頻度ですが、その他は半分の更新頻度ですね。特に外厩での頻度が隔週なのは非常に寂しいので、ぜひとも改善頂きたいポイントと感じています。

まとめ

本記事ではインゼルレーシングの特徴についてまとめました。出資馬にレジェンドの武豊ジョッキーに騎乗して欲しい海外産駒も含めたバラエティ豊かな馬に出資したいという方にはおすすめのクラブかと思います。

設立して間もないので、今後どのように進んでいくかは不明な点はありますが、様子を見守りつつ出資馬の活躍を祈りたいと思います。

  • この記事を書いた人

ミズ

・2019年に一口馬主を始めたアラサー会社員
・ノルマンディー、インゼル、ロードで出資
・出資馬の重賞制覇を目指して試行錯誤中
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